2022年度も駅伝の季節が近付いてきました。
10月10日に出雲駅伝、11月6日に全日本大学駅伝、1月2~3日に箱根駅伝が開催されますね。
今回は、2022年に早稲田大学に入学した山口智規(やまぐち とものり)選手について、調査しました。
山口智規選手は陸上界の注目選手の1人ですが、なんと中学までは野球がメインで、小学6年生の時には千葉県選抜チームにも選ばれたという驚きの経歴があります。
そんな気になる山口智規選手の出身校や成績・プロフィールについてまとめました。
山口智規の出身中学や小学校はどこ?
山口智規選手は千葉県の銚子市立第二中学校に通っていました。
中学時代はジュニアオリンピックなどの全国大会への出場は無いようです。
調査した範囲でわかった中学時代の記録は以下になります。
・全日本中学校通信陸上競技 千葉県大会1500m 1位 4:09.09
・関東中学陸上大会1500m 1組1位 4:10.67
山口智規選手が通っていた小学校についての情報はありませんでした。
今では陸上界の注目選手の1人である山口智規選手ですが、小学3年生から野球を始めて中学までは野球をメインにしていました。
野球でも活躍しており、小学6年生の時には千葉県選抜チームにも選ばれていたそうです。
運動神経がよく何でもこなせるタイプの印象ですね。
中学校入学後は陸上は中学部活動に所属し、野球はリトルシニアチーム「匝瑳(そうさ)リトルシニア」でプレーしていました。
この頃は陸上競技を週に2回、野球を週に4回と野球へ力を入れており、高校野球の強豪校からも誘いがあったとのことです。
陸上部に所属した理由としては、野球のリトルシニアチームのチームメイトが皆陸上部に入っていたため、だそうです。
本格的に陸上の練習をしていないにもかかわらず、県大会・関東大会では上位に食い込むとは驚きですね。
高校から本格的に陸上を始めることとした理由として、「野球は体格が大きい方が有利で自分はそこが足りないから陸上に進むことにした。」といった主旨のコメントをしているそうです。
自身を客観視できるクレバーな分析力は駅伝での駆け引きにも活かされているかもしれませんね。
山口智規の出身高校や成績は?
山口智規選手は、福島県の学校法人石川高校に通っていました。
学校法人石川高校は、福島県石川郡石川町に所在します。
高校駅伝ではチームとして3年連続で全国高校駅伝に出場し、山口智規選手は強豪の学校法人石川高校で1年生の頃からメンバーに選ばれています。
1年時には2区9位でチームは5位入賞しました。
2年時には1区区間31位とやや残念な結果でチームも16位でした。
3年時には1区区間9位の走りでチームは8位入賞という結果でした。
また、長野県で行われる春の高校伊那駅伝では2区区間2位の走りで、チームの準優勝に貢献しました。
同級生のチームメイトにはインターハイで入賞した菅野裕二郎選手や、中学時代の世代トップランナー藤宮歩選手などがおり切磋琢磨していました。
急成長した長距離界のホープ山口智規が「世界の大迫」目指し早大へ/加藤友里恵 https://t.co/YOlNCMOPo0
— なな (@A4Mckpfl) October 9, 2022
山口智規選手はトラック競技でも好走しています。
高校3年時に1500mと5000mでインターハイに出場し、1500mでは8位入賞、5000mでは残念ながら予選落ちという結果でした。
インターハイでは残念な結果でしたが、山口智規選手は高校3年時に5000mの記録会で好走して13分台を複数回記録しており、中でも11月の日体大長距離競技会では13分35秒16の高校歴代3位のタイムを叩きだしました。
山口智規選手の10000mの記録はあまり無いようですが、12月の日体大長距離競技会では29分47秒72のタイムでした。
山口智規選手の高校の成績をまとめは以下の表の通りです。
順位 | タイム | 優勝タイム | |||
1年 | 全国高校駅伝 | 2区(3.0km) | 8位 | 00:08:15 | 00:08:07 |
2年 | 全国高校駅伝 | 1区(10km) | 31位 | 00:30:27 | 00:28:56 |
春の高校伊那駅伝 | 2区(7.52km) | 2位 | 00:23:00 | 00:22:56 | |
3年 | インターハイ | 1500m | 8位 | 3:47.77 | 3:41.26 |
5000m | 予選落 | 14:52.32 | 13:34.63 | ||
日体大長距離競技会(21.11/14) | 5000m | – | 13:35.16 | *高校歴代3位 | |
日体大長距離競技会(21.12/4) | 10000m | – | 29:47.72 | – | |
全国高校駅伝 | 1区(10km) | 9位 | 00:29:13 | 00:28:49 |
*優勝タイム欄は、駅伝の場合は区間賞のタイムを記載。
山口智規の早稲田大学在学中の成績
山口智規選手の早稲田大学入学後の成績をまとめました。
順位 | タイム | 優勝タイム | |||
1年 |
関東インカレ | 5000m |
20位 | 14:13.06 | 13:42.35 |
日本陸上選手権大会 | 25位 | 14:05.47 | 13:22.13 | ||
ホクレンディスタンスチャレンジ士別 | 14位 | 13:46.70 | 13:26.03 | ||
全日本インカレ | 19位 | 14:30.32 | 13:50.37 |
山口智規選手はまだ大学1年生ですが、関東インカレや全日本インカレ、日本陸上選手権大会などに出場しています。
上位の成績は残せていませんが、ホクレンディスタンスチャレンジ士別大会では5000mのセカンドベストとなる13分46秒70の好タイムを記録しています。
シーズン序盤は本来の能力から考えるとやや苦戦した印象ですが、これからの駅伝シーズンでの活躍を期待したいですね。
今年の箱根駅伝ではまさかのシード落ちで予選会に回ることになった早稲田大学ですが、山口智規選手は1年生ながら予選会出場選手としてエントリーされています。
箱根駅伝の予選会ではハーフマラソンの距離で15km付近で失速して1時間7分23秒でチーム最下位と残念な結果になってしまいました。
しかし全日本大学駅伝では4区を任され11.8kmを34分01秒のタイムで区間3位の好走を見せました。本来の実力を発揮して好走を見せてくれました。
箱根駅伝でも山口智規選手の好走、そして早稲田大学のシード返り咲きを期待したいですね。
山口智規の身長などのプロフィールや自己ベスト記録
山口智規選手の身長などのプロフィール情報と自己ベスト記録をまとめました。
名前 | 山口智規(やまぐち とものり) |
生年月日 | 2003年 4月 15日生まれ |
身長/体重 | 172㎝/57㎏ |
出身中学 | 千葉県銚子市立第二中学校 |
出身高校 | 福島県学校法人石川高校 |
大学/学部 | 早稲田大学スポーツ科学部 |
1500m ベストタイム | 3分47秒77 |
5000m ベストタイム | 13分35秒16 |
10000m ベストタイム | 29分47秒72 |
同じ早稲田大学1年生の間瀬田選手によると、山口智規選手はいたずら好きだそうです。
鈴木創士駅伝主将や小指卓也選手からも「かわいい」「末っ子っぽい」と言われ、かわいがられているそうですよ。
【関カレ×新体制特集】
長距離の新入生もう1組は間瀬田純平選手と山口智規選手!他の選手たちからも「仲が良い」と言われていた2人。対談は和やかなムードで進みました。 https://t.co/wHPivTcQ6C pic.twitter.com/LCFyXw9zqs
— 早スポ🏃♂️競走班 (@sousupo_kyoso) May 14, 2022
可愛らしい笑顔がお笑い芸人の若林さんに似ているなという印象です。
まとめ
今回は2022年に入学した早稲田大学の山口智規選手について調べました。
千葉県銚子市立第二中学校、福島県学校法人石川高校を経て現在は早稲田大学で陸上部に所属しています。
山口智規選手は小学校から中学時代までは野球をメインにしていたため陸上での全国大会への出場はありませんでした。
高校から本格的に陸上を始めて急成長し、高校時代には強豪の学校法人石川高校で3年連続全国高校駅伝に出場し、山口智規選手自身も1年時から駅伝メンバーとして全国大会に出場しています。
高校3年時には、1500mでインターハイ8位入賞、11月の日体大長距離競技会では13分35秒16の高校歴代3位の記録も持っています。
大学入学後も、関東インカレや全日本インカレ、日本陸上選手権大会などに出場、箱根駅伝の予選会にもエントリーされており、2022年度早稲田大学期待のルーキーです。
山口智規選手の今後の活躍を楽しみにしています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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