2021年に東海大学に入学した吉田響(よしだ ひびき)選手は、初めての箱根駅伝で5区山登りで驚異の8人抜きを見せてくれました。
ですが、東海大学陸上部を退部・退学し、2023年から創価大学へ編入しました。
東海大学陸上部を退部したのは、どのような理由なのでしょうか。
創価大学編入後の全日本大学駅伝では、5区区間新と絶好調!
吉田響選手の着用シューズや、中学・高校の戦績もまとめました。
吉田響の着用シューズは?
2022年1月に開催された箱根駅伝で吉田響選手が着用していたシューズは、ナイキヴェイパーフライ(白ピンク)でした。
【箱根駅伝】東海大学静岡翔洋出身の東海大学・吉田響が5区で区間2位の好走 https://t.co/J5PnoTQ3it #スポーツ #sports #ニュース pic.twitter.com/zNZYb88E81
— スポーツ報知 (@SportsHochi) January 3, 2022
今もナイキヴェイパーフライを着用しているレースが多く、愛用していると考えます。
【出雲駅伝】
約2年ぶりの三大駅伝出場と
なりましたが、出雲駅伝で
総合2位入賞、個人では5区で区間賞
を獲ることができました!!沿道からの応援や、たくさんの差し入れを
いただき選手一同それがとても力となり
勇気づけられました。たくさんの応援本当に
ありがとうございました! pic.twitter.com/ofAWZaoUIn— 吉田 響 (@hibiki_run) October 10, 2023
吉田響の出身中学や小学校はどこ?
吉田響選手は静岡県の御殿場市立原里中学校に通っていました。
吉田響選手は中学時代から全国大会に出場していました。
3年時には、全日本中学校陸上競技選手権大会とジュニアオリンピックに出場しています。
全日本中学校陸上競技選手権大会では、3000mを8分40秒93のタイムで7位入賞の結果を残しています。
ジュニアオリンピックでは、3000mで8分33秒82のタイムで2位入賞の成績を残しています。
吉田響選手の中学時代の駅伝成績については全国大会への出場はありませんでしたが、全国都道府県男子駅伝のメンバーに選ばれ6区区間2位の好走を見せています。
中学時代の成績をまとめると以下の表の通りです。
順位 | タイム | 優勝タイム | |||
3年 | 全日本中学校陸上競技選手権大会 | 3000m | 11位 | 8:45:19 | 8:32.50 |
ジュニアオリンピック陸上競技大会 | 3000m | 7位 | 8:40.93 | 8:17.84 | |
全国都道府県男子駅伝 | 6区(3㎞) | 2位 | 00:08:53 | 00:08:50 |
参照:第48回ジュニアオリンピック結果、天皇盃第23回全国男子駅伝、全日本中学校陸上競技選手権大会2017結果・速報(リザルト)
吉田響選手の小学時代の情報は見つかりませんでした。
吉田響の出身高校や成績は?
吉田響選手は、静岡県の東海大翔洋高校に通っていました。
高校時に吉田響選手の全国大会への出場歴は無かったようで、2020年の全国高校総体の5000mにエントリーはされていましたが棄権したようです。
高校総体およびその代替大会の静岡県大会では5000mで2年生以降に好成績を残しています。
2年時 14分58秒23 3位
3年時 14分33秒76 2位
高校の陸上部では駅伝選手としては記録が無く走っていないようですが、吉田響選手は2年時に全国都道府県駅伝に出場し、5区22位の結果でした。
東海大学陸上部退部理由と創価大学編入の理由は?
吉田響選手は投下大学陸上部退部理由は、競技への考え方の違い・健康面や精神面が安定しなくなってしまったと語っています。
吉田選手がXにてコメントを出していました。
ご報告 pic.twitter.com/BGHByxK2xR
— 吉田 響 (@hibiki_run) April 1, 2023
東海大学は、2022年箱根駅伝(吉田選手が1年生時)では11位の結果で8年ぶりにシード権を逃してしまいました。
2023年箱根駅伝に向けてのインタビューで、当時の東海大学主将の宇留田選手が4月頃はチームの雰囲気が最悪だったと語っています。
復活のためには何かを変えなければいけない――。チームの改革に乗り出したのが、主将の宇留田竜希(4年、伊賀白鳳)をはじめとする4年生だった。
「練習以外はそれぞれの自己管理に任されていたが、そこでの自由をはき違えた甘さ、これが結果に表れていると思った。チームとして私生活から厳しくしていこう、と提案した」
ところが、2、3年生がこれに反発する。陸上は個人競技。そこまで管理されたくない、というのが言い分だった。
「4月頃はチームの雰囲気は最悪でした」宇留田は振り返る。
陸上・駅伝 – 東海大学「ワンチーム」で挑む箱根駅伝 吉田響を欠き、5区は杉本将太のガッツに託す | 4years. #学生スポーツ (asahi.com)
吉田選手は、チームの雰囲気や考え方の違いから、だんだんと体調を崩してしまったのでしょう。
箱根駅伝デビューでは、5区で驚異の8人抜きを見せてくれましたが、大学2年生の2022年度は箱根駅伝に吉田選手の名前はありませんでした。
しかし、その後「チームと競技への考え方が一致しない」と感じるようになり、今年1月の箱根本戦では16人の登録メンバーから外れた。そして、環境を変えるため、退部と退学を決意。創価大3年の編入試験を受け、合格した。
引用:東海大で昨年箱根5区2位の吉田響、創価大3年に編入 考え方不一致「覚悟持って決断」主力級では異例 : スポーツ報知 (hochi.news)
創価大学へは縁があったとのことなので、駅伝チーム関係者との縁があったのではないでしょうか。
創価大学編入後、出雲駅伝・全日本大学駅伝ともに5区区間賞を獲っており、これからも吉田選手の駅伝での快走を見られることがとても楽しみです。
吉田響の大学での成績は?
吉田響選手の東海大学入学後、創価大学編入後の成績について、箱根駅伝への想いとともにまとめました。
箱根駅伝で山の神目指す!
吉田響選手はトラック競技では大学時代に今のところ目立った活躍は見られませんが、箱根駅伝では1年生ながら5区の山登りで区間2位の走りで8人抜き(オープン参加の関東学連含む)を見せました。
青山学院大学が優勝したことから、同じく1年生ながら5区3位の好走を見せた青山学院大学の若林宏樹選手が大きく取り上げられていましたが、実は吉田響選手の方が速いタイムで走っています。
東洋大OBの柏原竜二さん、青学大OBの神野大地(セルソース)ら「山の神」と呼ばれたランナーに、幼い頃から憧れていた。険しい坂を駆け上る5区は順位変動が激しく、チームの浮沈を左右する重要な区間だからだ。中学や高校時代の指導者から「ピッチ走法で、他の選手よりも走りのリズムが速い。5区に向いている」と言われて育った。
中学時代は3000m、高校時代は5000mで比較的好成績を残していることからもスタミナタイプで長い距離が得意なようで、山登りのようなタフなコースは得意なのかもしれませんね。
今後さらに成長して4代目山の神の襲名なるか?といった点からも吉田響選手に注目していきたいですね。
ぼくのこれからの陸上や人生の
思いについてかきました。
長文ですが読んでいただけると幸いです。 pic.twitter.com/OsVt3hnrAp— 吉田 響 (@hibiki_run) May 13, 2022
吉田響選手は、自身のTwitterで陸上や人生について書いています。
山の神になると、しかもそれだけじゃ終わらないと書いてありました。
山の神に、更にその先の目標に向かって前向きに取り組んでいる吉田響選手が、とても素敵だなと感じました。
吉田響の東海大学での成績
2年時には5000mではもう少しで13分台となる14分03秒44の自己ベストの記録を出しており、全日本大学駅伝の予選会では1組トップの28分59秒50と28分台の好記録でチームの4位通過に貢献しました。
箱根駅伝予選会のハーフマラソンでは、1時間03分18のタイムで東海大学の9位での予選突破に貢献しました。
エースの石原翔太郎選手がやや失速した中で、吉田響選手は同大学内トップのタイムで予選突破に大きく貢献しました。
東海大学時代の成績をまとめました。
順位 | タイム | 優勝タイム | |||
1年 |
東海大学長距離競技会(21.3/28) | 3000m | – | 8:08.91 | – |
第98回東京箱根間往復大学駅伝競走 | 5区 | 2位 | 01:10:44 | 01:10:33 | |
2年 |
日体大長距離競技会(22.4/23) | 5000m | – | 8:40.93 | – |
全日本大学駅伝関東地区代表選考会 | 10000m | – | 28:59.50 | – | |
箱根駅伝予選会 |
21.0975km | 26位 | 01:03:18 | 01:00:58 |
参照:東海大学競技会 、過去の記録|箱根駅伝公式サイト、長距離競技会 | 日本体育大学学友会陸上競技部、 4years. #学生スポーツ (asahi.com)
吉田響の創価大学での成績
吉田選手は2023年4月より、創価大学編入、駅伝部に所属したようです。
創価大学編入後も出雲駅伝・全日本大学駅伝ともに5区を快走しました。
しかも全日本大学駅伝では、5区区間新で従来の記録を29秒縮めました。
箱根駅伝でも5区区間賞をとると宣言しており、箱根駅伝がいまから楽しみですね。
昨日、行われた全日本大学駅伝で
総合6位、5区で区間新を
とることができました。沿道からの応援がとても力となり
最後まで楽しみながら走りきれました。箱根駅伝では、総合3位以内を達成し
5区オール区間賞をとってみせます。たくさんの応援ありがとうございました。#響と凌#山の神への挑戦 pic.twitter.com/W03pmfMFRz
— 吉田 響 (@hibiki_run) November 6, 2023
吉田響選手の創価大学での戦績は以下の通りです。
順位 | タイム | 優勝タイム | |||
3年 |
出雲駅伝 | 5区 | 区間賞 | 17:45 | – |
全日本大学駅伝 | 5区 | 区間新 | 35:18 | – |
吉田響の身長などのプロフィール
吉田響選手の身長などのプロフィール情報をまとめました。
名前 | 吉田響(よしだ ひびき) |
生年月日 | 2002年8月20日 |
身長/体重 | 161㎝/45㎏ |
出身中学 | 静岡県御殿場市立原里中学校 |
出身高校 | 静岡県東海大静岡翔洋高校 |
5000m ベストタイム | 13分59秒44 |
10000m ベストタイム | 28分59秒50 |
ハーフ ベストタイム | 1時間03分18秒 |
まとめ
今回は2023年4月に創価大学へ編入した吉田響選手について調べました。
静岡県御殿場市立原里中学校、静岡県東海大静岡翔洋高校を経て現在は東海大学で陸上部に所属しています。
吉田響選手は中学時代から全国大会で入賞する活躍を見せていました。
高校では棄権もあり全国大会への出場はありませんでしたが、県大会では好成績を残していました。
大学入学後は大会への出場記録は少ないですが、箱根駅伝では山登りの5区で1年生ながら区間2位の好走で8人抜きという圧巻の箱根デビューを果たしました。
これまでの大会成績から吉田響選手は比較的長い距離が得意なスタミナ型のランナーの印象で、特に駅伝では注目していきたい選手です。
吉田響選手の今後の活躍を楽しみにしています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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