坂原秀尚監督かき氷国際と言われる理由は?実際の指導について調査!

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2022年夏の甲子園で快進撃を続ける下関国際高校が、春の甲子園優勝校大阪桐蔭高校、準優勝校近江高校を破りついに決勝進出を果たし大注目ですね。

過去に春の優勝校、準優勝校の両方に夏の甲子園大会で勝利したのは1983年あのkkコンビ(清原和博選手、桑田真澄選手)が1年生の時のPL学園が、池田高校と横浜商業高校に勝利したとき以来の快挙とのことです。

決勝戦では仙台育英高校に敗れ準優勝となりましたが、2018年夏の大会のベスト8を上回り下関国際高校の最高成績となりました!おめでとうございます!

下関国際高校を準優勝に導いた名将・坂原監督の手腕は見事でした。

そんな坂原秀尚監督ですが、数々の逸話があります。

今回は、坂原監督の気になる経歴や、数々の逸話、指導方針などについて、調査しました。

この記事でわかること
・坂原監督の出身高校や大学は?
・かき氷事件とは?
・「弱者が強者に勝つ」とは?
・下関国際高校野球部の軌跡

坂原秀尚監督の出身高校、大学、その他の経歴は?

坂原秀尚監督は、広島県広島市出身で、広島電機大学付属高等学校、広島電機大学、ワイテック硬式野球部に所属していたそうです。

広島電機大学付属高等学校は、隠善智也選手などのプロ野球選手も輩出しており、芸能関係の出身者としては歌手の矢沢永吉さんや安田大サーカスのクロちゃんなどがいます。

その後、教員免許取得のために東亜大学に編入学し2005年8月から下関国際高校野球部監督に就任し指導を始め、教員としての担当教科は保健体育科とのことです。

坂原秀尚監督のプロフィール情報をまとめました。

名前 坂原 秀尚(さかはら ひでなお)
生年月日 1976年10月11日生まれ
出身 広島県広島市
ポジション 投手
高校 広島電機大学付属高校
大学 広島電機大学
社会人 ワイテック
大学(編入学) 東亜大学
身長/体重 175㎝/71㎏

矢沢永吉さんやクロちゃんと同じ高校出身ということに驚きました!

  坂原監督のかき氷事件とは?

坂原監督のことを調べると、検索窓にかき氷がよく出てきますね。

Twitterでもかき氷国際という言葉をよく見ます。

いったい何のことなのでしょうか?

調べてみると、春夏通じて初の甲子園大会出場を果たした2017年夏の大会で香川県代表の三本松高校と対戦した時のこと、三本松高校の選手がかき氷を食べていたのを目撃した坂原監督の発言に由来するもののようです。

「三本松さんの選手、甲子園(球場)でカキ氷食ってましたよ。うちは許さんぞと(笑い)。僕らは水です。炭酸もダメ。飲んでいいのは水、牛乳、果汁100%ジュース、スポーツドリンクだけ。買い食いもダメ。携帯は入部するときに解約。3日で慣れますよ。公衆電話か手紙でいいんです」

(5ページ目)「文武両道あり得ない」下関国際・坂原監督が野球論語る|野球|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

厳しいですね・・・。

なおこの試合で三本松高校に敗れたこともあり、この発言だけが独り歩きして「かき氷国際」などと揶揄されているようです。

この記事は2017年のことで、後述で詳細書きますが、実際のところは現況に合わせて柔軟な指導をされている監督です。

「弱者が強者に勝つ」とは?

下関国際高校のことを調べていると「弱者が強者に勝つ」というワードが散見されますね、何のことなのでしょうか?

監督就任当初から熱心に耳を傾けてくれた、春夏通算4度の甲子園出場を誇る山口県の名将・山崎康浩監督(南陽工業)からの教えとして「弱者が強者に勝つ」精神を貫いているそうです。

この真意は、小、中学時代に素晴らしい成績を残した選手が入部せずとも、下関国際を選んだ選手たちをいかに鍛え上げ、勝利に導くか、ということでこの精神でチームは急成長したそうです。

以下のような逸話があります。

就任して間もない頃に、南陽工業との練習試合で1試合目で強豪相手に1点も取れずに負けた下関国際高校でしたが、
「お前、(敗因を)選手のせいにしとるだろう」
と坂原監督は山崎監督からそう言われ、下関国際が弱いのは、人数が集まらないことや能力の高い選手が集まらないことが原因だと思っているだろうというのです。

そこで、午後の試合では選手と監督を入れ替えるという驚きの提案を受けて、試合をしました。

すると、これまでどこと試合をしても負け続きだった下関国際高校が強豪相手に何と引き分けたというのです。

坂原監督の指導力や鋭い采配の根幹にはこのような経験があったのですね。

先述のかき氷の件や文武両道あり得ないに関する発言もそうですが、時代にそぐわないスパルタ教育が話題になった坂原監督ですが、最近のインタビューではやや方針が変わったように思えます。

中国大会準々決勝で広陵に0―3で敗れた試合後に、「何かを変えなければ、という思いがあった」と午前5時からの朝練を廃止し、部員の睡眠時間に充て、夕食後は外部からトレーナーを招いてウエートトレーニングに力を入れ、投手の球速が上がるといった効果を出しました。

練習量が絶対という考えから、身体作りを見据えた生活習慣とすることで一段レベルアップしたようですね。

単なる根性論を押し付けるわけでなくより強くなるためにどうするか?という試行錯誤をされている監督だと思います。

他にもアルバイトで遠征費を稼ぐなど選手思いな一面が見られるエピソードがあります。

下関国際高校野球部の軌跡

坂原監督就任当初の下関国際は甲子園どころか山口県内でも全くの無名校でした。

部員が一人しかおらず、部室の窓は割れたまま放置され、壁は落書きだらけなど、学校全体が荒れていたそうです。

しかし坂原監督の地道な勧誘活動や基礎を徹底した地道な練習により、

2008年 会長旗争奪大会で初戦を突破し公式戦初勝利

2009年夏 県大会ベスト8進出

2017年夏 初めての甲子園大会出場

その後は山口県を代表する強豪校に成長し、2018年2021年、そして2022年には通算5度目の甲子園大会出場を果たしています。

中でも2018年夏には、鶴田克樹投手(東農大)を中心にしたチームで甲子園ベスト8進出を果たしました。

今年のチームの選手の中にもこの大会での同校の活躍を見て進学してきた選手が多数おり、甲子園ベスト8越えを目標に戦ってきてこの度ついに決勝戦進出を果たし、準優勝となりました。

まとめ

今年も盛り上がりを見せる夏の甲子園で注目を集める下関国際高校を率いる坂原秀尚監督についてまとめました。

発言が問題視されて話題になる坂原監督ですが、単なる根性論を押し付けるだけでなく必要に応じて方針を切り替えて結果を出している監督だと思います。

賛否両論ありますが、きれいごとを言わず結果に結びつけ、芯の通った指導者ではないでしょうか。

決勝前日の練習ではベンチ外の三年生にも甲子園のグラウンドを経験させる粋な計らいを見せたり、閉会式では涙を見せる場面も見せるなど、選手思いな一面も見られる指導者ではないでしょうか。

下関国際高校の今後の活躍を楽しみにしています!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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