3年ぶりに多くの観衆が入り盛り上がりを見せた第104回全国高等学校野球選手権大会 は、仙台育英高校が東北勢として初の甲子園優勝を果たしました。
ついに深紅の大優勝旗が白河の関を越えましたね。
決勝戦で試合を決定づける満塁ホームランを放った岩崎生弥(いくや)選手のバッティングは素晴らしかったですね。
しかし岩崎生弥選手は地方大会ではベンチ外だったそうです。
驚きですね。
今回は、岩崎生弥選手の気になる出身中学、プロフィール情報、仙台育英高校での大変だった闘病生活についても調査しました。
・岩崎生弥選手の出身中学やプロフィール情報
・岩崎生弥選手の闘病とは?
・岩崎生弥選手の2022年夏の甲子園大会での活躍
岩崎生弥選手の出身中学や進路はどこ?
岩崎生弥選手は、宮城県大崎市出身で、中学は宮城県の大崎市立古川中学校です。
中学時代は、中学硬式野球クラブの宮城仙北ボーイズに所属していました。
今大会でも明秀日立高校の佐藤光成選手や、國學院栃木高校の平井悠馬選手などが同チームの出身ですね。
同時に学校の軟式野球部にも所属していたそうです。珍しいですね。
岩崎生弥選手の進路はまだ明らかにされていませんが、今大会の活躍で注目を集めそうですね。
引き続き注目していきたいと思います!
岩崎 生弥選手のプロフィール情報
橋爪成選手のプロフィール情報をまとめました。
名前 | 岩崎 生弥(いわさき いくや) |
生年月日 | 2004年6月7日生まれ |
出身中学 | 宮城県大崎市立古川中学校 |
身長/体重 | 168㎝/67㎏ |
投/打 | 右投/右打 |
出身チーム | 大崎ジュニアドラゴン 東北楽天ゴールデンイーグルスジュニア 宮城仙北ボーイズ |
小学生の頃は、大崎ジュニアドラゴンに所属し、主将を務めました。
そして、東北6県の代表として東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアでも活躍しました。
東北楽天ゴールデンイーグルスジュニア
通称「楽天ジュニア」は、「NPB 12球団ジュニアトーナメント」に出場し、東北野球の実力を全国に示すために結成するチームです。東北6県、約2万2千人の野球プレーヤーの中から選出される16名は、技術はもちろんのこと、野球に取り組む姿勢・元気・礼儀・チームワーク、そして私生活も含め、東北の少年野球選手たちの目標となりうる存在でなければいけません。各選手は、スクールセレクション、各県セレクションおよび一般公募セレクション・最終セレクションでの審査を経て、選出されます。
2017年5月には、滋賀県で行われたセレクションに合格し、アメリカで行われるカル・リプケン12歳以下世界少年野球大会に出場する15人の選手に選ばれました。
同大会では、近江高校の山田陽翔選手や、大阪桐蔭高校の海老根優大選手など今夏の甲子園大会を沸かせた選手たちとチームメイトとして戦っています。
小学生・中学生の頃から、将来を有望視されていた選手だったようです。
岩崎生弥選手の闘病とは?不屈の打者と言われる所以
先述のように小学生から多くの試合で活躍した岩崎生弥選手ですが、なんと地方大会ではベンチ外の選手だったようです。
いったい何があったのでしょうか?
2021年6月に突如、運動誘発ぜんそくの診断を受け、その後の検査で逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアも次々に発症したそうで、療養期間中は10種類もの薬を服用していたそうです。
岩崎生弥選手はもう野球ができなくなるのではないか、とまで思いつめましたが、母千春さんの支えもあり、闘病生活を乗り越えました。
2021年8月に寮に戻ったものの復帰後は練習にもついていけず、ようやく咳も出ず苦しくない状態で練習が出来るようになったのは2022年6月だそうです。
元々は守備が得意な選手だったそうですが、フル出場が体力的に難しいなら背番号を得るには代打だと、ひたすら打撃練習に取り組み、宮城県大会期間中に行われた紅白戦での活躍で甲子園大会でのベンチ入りを勝ち取ったそうです。
満塁本塁打を放った #仙台育英 の岩崎生弥選手。たくさんの苦労を重ねてきた選手です。
→守備が得意だったが病気で代打の道に。
→宮城大会では出場できず、関西入りする直前にメンバー入り。諦めない強さを、プレーで教えてもらいました😭#甲子園 https://t.co/kN9hBBrDSt
— 朝日新聞仙台総局 (@asahi_sendai) August 22, 2022
大病を乗り越えてのベンチ入りを果たし、決勝戦では満塁ホームランを打ちました。
まさに不屈の打者ですね。
岩崎生弥選手の2022年夏の甲子園大会での活躍
岩崎生弥選手の背番号は14番でポジションはファースト、同じファーストのポジションの住石孝雄選手とポジションを分け合っているようです。
流石選手層の厚い名門校で競争も激しいですね。
3回戦の明秀日立高校戦では、目まぐるしく変わる石川ケニー投手と猪俣駿太選手の二枚看板相手に苦しんだ仙台育英打線でしたが、7回裏についに捕まえ岩崎生弥選手のセンターへの犠牲フライで勝ち越しました。
決勝戦では、大阪桐蔭高校打線を無失点に抑える投球を見せた仲井慎投手の高めに浮いた失投を見逃さず、優勝を大きく引き寄せる満塁ホームランを放ちました。
【甲子園】決勝戦で飛び出した!仙台育英・岩崎が満塁弾https://t.co/8QaxRp4j7H
4-1の7回1死満塁から5番・岩崎生弥が高め直球を振り抜くと、打球はぐんぐん伸びて左翼席へ。グランドスラムでの大量リードにガッツポーズ。仙台育英は今大会5試合目、決勝戦で初めて本塁打を記録した。 pic.twitter.com/6BKU08PJTT
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 22, 2022
他の試合でも多くのタイムリーヒットを放っており、勝負強いバッティングが魅力の選手ですね。
代打でのベンチ入りを目指して打撃練習に取り組んだ日々が一球への集中力を鍛え、失投を見逃さずに仕留めることに繋がったのだと思います。
岩崎生弥選手の今大会の成績をまとめてみました。
なんと打ったヒットは全てタイムリーヒットと勝負強さを示し、それ以外の場面でも打点をあげ、大会通算10打点をあげています。
打率 |
打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 |
得点 |
0.357 | 14 | 5 | 0 | 0 | 1 | 10 |
4 |
まとめ
104回目にして東北勢の初優勝、ついに深紅の大優勝旗が白河の関を越えるという幕切れを迎えた今年の夏の甲子園大会、その決勝戦で満塁ホームランを放った岩崎生弥選手についてまとめました。
岩崎生弥選手は中学時代には世界大会で日本代表に選ばれるなど世代トップクラスの選手でしたが、高校では大病に見舞われました。
復帰後は代打に活路を見出し打撃練習に打ち込みました。
病気を乗り越え、ベンチ入り、そしてスタメンの座を勝ち取り、最後の甲子園大会では決勝戦で満塁ホームランを放つ最高の形で高校野球生活を締めくくりました。まさに不屈の打者ですね。
今後の活躍を楽しみにしています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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