ひな祭りの食べ物とお菓子6種!それぞれの意味や由来についてのまとめ

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ひな祭りには何を食べると良いのでしょうか?

ひな祭りと言えばちらし寿司やひなあられをパッと思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

ひな祭りの食べ物やお菓子について、6種類それぞれ意味や由来を調査しました。

ひな祭りの食べ物やお菓子6種

ひな祭りに関する食べ物やお菓子についてまとめました。

ちらし寿司

ひな祭りといえば、ちらし寿司が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

実は、ちらし寿司にはひな祭り独自の由来があるわけではありません。

しかし、ちらし寿司は一度にたくさん作ることが出来ますし、大人数で食べることも出来、見た目がとても華やかで、祝いの場にふさわしい食べ物です。

縁起のいい食材をたくさん使っていることから、ひな祭りを祝う食事として用いられるようになったと言われています。

ちらし寿司に使う具材のそれぞれの意味についてまとめました。

  • 海老:腰が曲がるまで長生きできるように。赤い色が魔よけとしても!
  • れんこん:穴が開いているので、将来の見通しがきくように。
  • :まめに働き、まめに暮らせるように。
  • 錦糸玉子:財宝が貯まるように。
  • にんじん:根をはるように。

その他には、春を感じることが出来る菜の花や、桃の花の色に似ているでんぶも具材としてよく用いられます。

はまぐり

はまぐりは二枚貝です。

対の貝殻しか絶対に合わないことから、一生その人と添い遂げられるような相性の良い結婚相手と結ばれますように、と良縁を願って食べられるようになったものです。

お吸い物にして頂きましょう!

白酒(しろざけ)子どもは甘酒!

昔からひな祭りには白酒が欠かせないものでした。

もともとは百歳を表す「百歳(ももとせ)」から、桃の花を酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」を飲む風習がありました。

その後、江戸中期頃から、白酒が好まれるようになったそうです。

白酒は、焼酎やみりんに蒸した糯米、麹を加えて1か月ほど熟成させ、すりつぶして作ります。

アルコール度は10%前後で、甘みが強く、酒税法上ではリキュールに該当します。

なので白酒を子どもが飲むことは出来ません。

白酒の代わりとして、アルコールが苦手な方や子どもには甘酒がおすすめです。

甘酒はご飯やお粥に米麹を混ぜて発酵させ、デンプンから甘い糖分を引き出したものです。

白酒と作り方が似ていますね!

この方法で作った甘酒は、アルコール度数1%未満(市販の甘酒の場合、ほとんどがアルコール度数0.05%以下)なので、子どもでも飲むことができます。

酒粕を用いて作られたものには、アルコールが含まれていることがあるので、ご注意ください!

ひなあられ

昔、「ひなの国見せ」という風習がありました。

「ひなの国見せ」とは、ひな人形を持って山、川辺や海辺へ出かけ、お雛様に春の景色を見せてあげることです。

なんとも優雅なイベントなんでしょう!

春のごちそうと一緒にひなあられを持って行ったのが始まりで、菱餅を砕いて作ったという説もあります。

ひなあられは、関西と関東とでは異なっています。

関西は“あられ”、関東は“ポン菓子”で、全く違います。

菱餅

菱餅の3色にはそれぞれ意味があります。

  • 桃色(赤):魔よけの意味、くちなしには解毒作用もあり。
  • 白:子孫繁栄、長寿、純潔を願う意味
  • 緑:よもぎには強い香りの厄除け効果。健やかな成長を願う意味

菱餅のルーツは、古代中国にあります。

もともとは、上巳節(③月3日)に食べていたハハコグサのお餅で、母と子が健やかであるようにという願いが込められています。

ハハコグサは、春の七草の1つの御形とも言われます。

ハハコグサのお餅が日本でよもぎ餅となり、江戸時代に菱を入れた白い餅が加わりました。

そして明治時代にくちなしを入れた赤い餅が加わって、3色となりました。

桃色・白・緑は、ひな祭りの3色として定着していますね。

カラフルで飾りとしてもぴったりです。

桜餅

桜餅も、ちらし寿司同様、ひな祭り独自の意味はないと言われています。

なぜひな祭りに桜餅が食べられるようになったのかについては諸説あります。

  • 菱餅同様の桃色と緑色の色合いが春らしい
  • 5月5日の子どもの日には柏餅を食べることから、それと対になるようにひな祭りに桜餅が食べられるようになった
  • 菱餅よりも桜餅の方が食べやすいとされ、人々の間で広まっていった

確かに色合いも可愛く、ひな祭りに適していますし、だんだんと桜餅が広まっていったんですね。

また、桜餅も関東・関西で異なるのはご存知でしょうか。

関東は、小麦粉を水でのばして薄く焼かれた生地で、小豆餡を包んだタイプ。発祥から「長命寺」とも呼ばれています。

関西は、もち米を蒸してから乾燥させ、粗挽きした道明寺粉の皮で餡を包んだタイプ。「道明寺」と呼ばれています。

全国的には、関西風といわれる道明寺タイプが多いそうです。

まとめ

ひな祭りの食べ物やお菓子について、6種類それぞれ意味や由来を調査しました。

ぜひ参考にされてください!

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