2022秋競馬G1日程や入場券の購入方法は? 注目馬や騎手・騎手リーディングについても!

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2022年も秋のG1シーズンが近付いてきました。

競馬ではレースの格付けがあり、中央競馬での最高クラスのG1レースは、4~6月と、10~12月に集中しています。

2022年の10~12月のG1開催日程、概要紹介、見どころなどについて紹介したいと思います。

また2022年の各レース結果についても紹介していきます。

この記事でわかること
・2022年10~12月のG1開催日程・入場方法
・各レースの概要紹介と2022年の結果
・2022年秋競馬の見どころ・注目馬・注目騎手

2022年10~12月のG1開催日程と入場方法

2022年10~12月のG1開催日程と入場方法についてまとめました。

2022年10~12月のG1開催日程

2022年の10~12月のG1開催日程は下記の通りです。

このシーズンは中山競馬場と京都競馬場でのG1開催が多いのですが、京都競馬場は2023年3月まで改修工事中のため阪神競馬場で開催されます。

京都競馬場は2025年に迎える開設100周年を迎えるにあたっての改修のようです。

阪神競馬場では3か月間開催が続くので馬場状態が気になりますが、代理開催期間中は馬場の保護のため条件戦はダートレースを増やして芝のレースを減らすなどの措置が取られているそうです。

入場方法

以前は競馬場に行けば当日販売券を購入して入場できていましたが、近年は社会情勢に応じた入場制限があります。

2022年10月は各競馬場で当日現金発売入場券が販売されていますが、G1開催日の開催競馬場においては、事前にインターネットで指定席券または入場券を購入した方のみが入場できます。
(購入希望者の中から抽選)
※ただし社会情勢に応じて変更の可能性があるのでご注意ください

競馬場・ウインズ・指定席・入場券 JRA

G1レースの日程と開催競馬場については先ほどの表をご参照ください。

11月以降の入場規定については記事作成時点では未発表なので確認でき次第更新したいと思います。

10~12月のG1各レースの概要紹介

10~12月のG1各レースの概要をご紹介します。

スプリンターズステークス

秋の短距離王決定戦で、春の高松宮記念に並んで国内短距離レースの最高峰です。「電撃の6ハロン」とも呼称されます。(1ハロン≒200m)

全10レースからなる国際競争シリーズのグローバル・スプリント・チャレンジ対象レースで外国馬の出走頻度も高いレースです。

2022 結果:一着ジャンダルム(8番人気 単勝20.3倍)  荻野極 騎手(GI 初制覇)

伏兵ジャンダルムが好走、母ビリーヴに続いてスプリンターズステークス母子二代制覇は史上初。

ちなみにジャンダルムとはフランス語で憲兵を意味するそうで、転じて登山用語として主峰の周辺に立ちはだかる搭状の岩峰を指すそうです。日本では飛騨山脈南部の穂高岳などが有名です。

1番人気メイケイエールは14着で1番人気のG1連敗記録は14に更新されました。

秋華賞

桜花賞、優駿牝馬(オークス)、と並ぶ3歳牝馬三冠レースの最終戦で、1996年に新設された比較的新しいレースです。

2022年は京都競馬場が改修工事中のため、スタート直後とゴール前に坂があるのが特徴の阪神芝2000mのコースとなるため例年よりパワーが求められるコースとなります。

春のG1戦線を戦ってきた馬と、夏の上り馬の激突も見どころです。

本レースで2着以内の馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられます。

2022結果:一着スタニングローズ(3番人気 単勝5.7倍)坂井瑠星 騎手(GI 初制覇)

3番人気スタニングローズが1着、牝馬三冠が期待されたスターズオンアースは出遅れが響いたか3着に終わりました。

なお1番人気のG1連敗記録は15に更新されました。

菊花賞

皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、と並ぶ3歳クラシック三冠レースの最終戦です。

スピードとスタミナを兼ね備え、二度の坂越えと3000mの長丁場を克服することが求められることから、「もっとも強い馬が勝つ」と言われています。

ただし2022年は京都競馬場が改修工事中のため、阪神芝3000mのコースとなるためゴール前の坂もあることから例年よりタフなレースとなりそうです。

春のG1戦線を戦ってきた馬と、夏の上り馬の激突も見どころです。

天皇賞秋

天皇賞春が3200mに対してこちらは東京2000mのコースで行われ、中距離最強馬決定戦の位置づけとなります。なお回次は春秋の区別をせずに累積されます。

ジャパンカップ、有馬記念と並んで秋古馬三冠レースの初戦の位置づけともなります。

3歳馬は一夏越えて古馬とまとめもに勝負できるようになるため菊花賞ではなくこちらに参戦してくる馬もいます。

3歳世代と古馬一線級の最初の大舞台での激突、またマイル戦線からの距離延長の参戦などもあり、見どころの多いレースとなります。

エリザベス女王杯

秋華賞設立以前は牝馬三冠の最終戦でしたが、1996年に古馬も参戦できるようになりました。その後ヴィクトリアマイル設立以前は古馬牝馬が参戦できる唯一の牝馬限定G1でした。

2022年は京都競馬場改修工事中のため、阪神2200mのコースで行われますが、序盤とゴール前の2回急坂の登りがありタフなコースとなります。

こちらも3歳世代牝馬と古馬牝馬の一線級が激突するレースです。

なお2022年はエリザベス女王即位70周年のため、「エリザベス女王即位70周年記念」の副題をつける予定でしたが、2022年9月8日のエリザベス女王崩御のため取りやめとなりました。

マイルチャンピオンシップ

秋のマイル王決定戦で、春の安田記念に並んで国内マイルレースの最高峰です。安田記念組の他にも、短距離戦線や天皇賞秋組からの参戦、3歳クラシック戦線やNHKマイル組など3歳馬など多方面からの参戦があります。

2022年は京都競馬場が改修工事中のため、直線が474mと長くゴール前に坂があるのが特徴の阪神芝1600mのコースとなるため例年よりパワーが求められるコースとなります。

ジャパンカップ

1981年に創設された国際招待競走で、日本発の国際G1。東京競馬場の年内最終競走でもあります。

天皇賞秋、有馬記念と並んで秋古馬三冠レースの1つで、日本ダービーと同じ東京2400mのレースです。

1着賞金は3億円と国内最高額ですが、海外の主要レースに対する競争力を高めるために2022年からは4億円に増額されるそうです。

菊花賞・秋華賞組を含めた3歳世代と古馬一線級の激突の舞台で、また国際G1であるため海外の一線級の馬と国内馬との対戦も見どころとなります。

チャンピオンズカップ

フェブラリーステークスと並んで、中央競馬場で開催されるダート最高峰のレースです。

2000年に日本初のダート国際招待競走であるジャパンカップダート(東京2100m)が設立され、ジャパンカップと同週の土曜日に開催されていましたが、アメリカ開催のブリーダーズカップとの日程関係から2008年に開催週を繰り下げ、ダート1800mに距離も変更となり、2014年からは国際招待制も廃止され、国際競走であるチャンピオンズカップと名称も変更されました。

ダートレースということもあり、地方競走馬と中央競走馬の激突、国際競走のため、外国馬との対戦という点も見どころです。

なお回次は前身のジャパンカップダートから累積されています。

阪神ジュベナイルフィリーズ

唯一の2歳馬の牝馬限定G1で、2歳牝馬の頂上決戦です。

桜花賞と同じ阪神1600mであることから、次年度の牝馬3歳戦線を占うレースともなります。

例年は開催2週目のフレッシュな馬場ですが、2022年は京都競馬場改修による代替開催で10月からずっと阪神競馬場でのレースが行われているため、やや荒れた馬場となり例年とは違った展開になる可能性があります。

なお、ジュベナイルとは少年少女を、フィリーとは牝馬を意味します。

朝日杯フューチュリティステークス

2016年までは2歳牡馬が参加できる唯一のG1でした。

2010年からは国際競走となっています。

次年度のクラシック戦線を占うレースでもあり、また歴代の優勝馬からは様々なカテゴリーで古馬戦線での活躍馬を輩出しています。

中山大障害

春の中山グランドジャンプと並んで、中央競馬場で開催される障害レース最高峰のレースです。

2011年からは国際競走となり外国馬の出走も可能になっています。

有馬記念

年末のグランプリレースで宝塚記念と同じくファン投票の上位馬から順に出走権が得られます。

ジャパンカップと並んで1着賞金は国内最高額のレースです。

1956年に中山グランプリの名で創設されましたが、1957年に創設者の有馬頼寧が急逝し、以降は創設者の有馬氏の功績を称えて有馬記念と称されています。

天皇賞秋、ジャパンカップと並ぶ秋古馬三冠レースの最終戦で、中山2500mのコースで行われるタフなレースです。

既に混合戦も経験している3歳世代、クラシック戦線からの直行組、と古馬一線級の終結する年末の頂上決戦です。

ホープフルステークス

国内での年内最終G1レースとなる2歳限定G1です。

2017年からG1に昇格しました。2歳限定戦で2000m以上のレースは少なく、G1昇格以前から次年度のクラシック戦線を占うレースとしての地位でした。

2014年からは中山2000mで皐月賞と同じコースとなっています。

2022年秋競馬の見どころや注目馬!

2022年上半期は平場のG1レースで1番人気馬が全敗という異常事態が起こっています。

前年の有馬記念でのエフフォーリアが勝った後、ホープフルステークスから宝塚記念まで続いて1番人気馬13連敗の新記録となっています。

(これまでは2007年の桜花賞~菊花賞の12連敗が最大)

どのレースで、どの馬が、この流れを止めるのか?注目です。

海外レースでは、10/2の凱旋門賞に国内最強馬タイトルホルダー、今年のダービー馬ドウデュース、前年に続いてディープボンド、海外での経験をつんできたステイフーリッシュ、と歴代最多の4頭が出走しましたが、タイトルホルダーの11着が最先着と残念な結果でした。

3歳牝馬戦線ではスターズオンアースが桜花賞・オークスを連勝しており、史上7頭目の牝馬三冠馬が誕生するかどうかという点は見どころです。

注目馬をまとめました。

エフフォーリア

2021年に3歳馬ながら天皇賞秋と有馬記念を連勝して年度代表馬に選出されたエフフォーリアですが、春は大阪杯、宝塚記念で惨敗の結果でした。

次走は天皇賞秋が予定されていましたが、状態が上がらず白紙となったようです。

春の惨敗については、輸送が苦手なのか、阪神競馬場が苦手なのか、状態が悪かったのか、様々な見解がありますが、今秋の復活を期待したいですね。

タイトルホルダー

天皇賞春、宝塚記念を連勝して凱旋門賞に臨みます。

日本馬の悲願達成なるか、また帰国後はどのレースに参加するのか、注目です。

スターズオンアース

桜花賞、オークスとも1番人気を他馬に譲りながら二冠馬となりました。

オークス後に剥離骨折が判明したようですが、夏に療養しており調教では足元の不安もないとされています。

秋華賞で史上7頭目の牝馬三冠馬が誕生するかどうか、注目です。

シュネルマイスター

短距離戦線ではこの馬に注目したいと思います。

前年のNHKマイルカップ以降、G1では好走しながらも勝ちきれていません。スプリンターズS、マイルCSでの勝利を期待したいですね。

イクイノックス

皐月賞、ダービーと連続2着と惜敗が続きました。

天皇賞秋で古馬相手にどのような走りを見せるか、G1初勝利なるか、注目です。

オジュウチョウサン

障害競走で30戦18勝でG1 9勝の11歳馬です。

中山大障害でG1 10勝目を飾るのか、また、引退なのか来年も現役続行なのか?といった点も注目です。

2022年秋競馬の注目騎手

注目騎手をまとめました。

川田将雅

川田将雅騎手は、近年成績を上げてきており、2019~2021年まで3年連続最高勝率騎手です。

2022年はリーディングトップで下半期に入っており、今年こそはリーディングジョッキーとなれるか、注目です。

横山和生

横山和生騎手はタイトルホルダーとのコンビで、天皇賞春でG1初制覇。宝塚記念も連勝して好調です。

タイトルホルダーとのコンビで凱旋門賞制覇なるか、またその他の秋のG1戦線での活躍も期待したいですね。

横山武史

横山武史騎手は、横山和生騎手の弟です。

2021年は皐月賞でG1初勝利を上げたのを皮切りにG1 5勝の活躍を見せましたが、今年は記事作成時点で重賞1勝と大きなところを勝てていません。

しかし記事作成時点でリーディング2位につけており、決して調子が悪いわけではないと思うので、秋競馬では巻き返しに期待したいですね。

今村聖奈

今村聖奈騎手は、新人ながらCBC賞ではテイエムエスパーダとのコンビで重賞初騎乗初勝利をあげるなど活躍しています。

記事作成時点で39勝をあげており、2019年に藤田菜々子騎手が記録した43勝の女性騎手の年間勝利記録を上回るペースで勝ちを重ねています。

G1レースに騎乗する条件となる通算31勝を満たしており、秋にはG1での騎乗があるのか、また女性騎手初のG1制覇なるか、注目です。

今村聖奈騎手についてはこちらの記事でもプロフィールなどを紹介しています。

10/23 新潟2R・2歳未勝利戦、フェステスバントで1着となり、女性年間最多勝を更新する44勝目を挙げました。

まとめ

2022年の国内の秋のG1日程と各レースの概要、見どころ、注目馬、注目騎手についてまとめてみました。

凱旋門賞には多くの馬が出走しましたが、発送直前に強く降り出した雨の影響もあってか残念な結果でした。

各馬・各騎手の今後の活躍を楽しみにしています!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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